(ほぼ)丸パクリでSVシーズン9最終レート2010(278位)
1.はじめに
初めまして、Amonと申す者です。
10年間寄せては返すレートの荒波に揉まれて最高レート1900台に甘んじてきましたが、このたびついに最終レート2000を達成したので構築記事を書くことにしました。
※6匹中5匹は前シーズンの上位者が使っている個体を丸パクリしているので忍びなさはありますが、たまにはそういう記事があっても良いかなと思ったのと同時に、「丸パクリでもレート2000に到達できる=SV対戦環境の敷居は低い」という評判を喧伝できるかもしれないという認識で執筆に至りました。ちなみにパクリ元の方(以降“本家”と記載)はレート2100台で最終二桁なので間違いなくそっちの方が強いです。
2.構築経緯
環境初日(8/1)に前シーズン上位の構築を見ていたところ、相棒のカバルドンを採用している構築を発見。
その構築に前シーズンAmonが使っていた悪ウーラオスもいたので使いやすそうだと思いレンタルパを試してみると実際強かったので丸パクリを決意。
本家は通常色だったのでこちらは色違いを用意すればアドを取れる(※)と感じたので色違いが存在しないウーラオス以外を全て色違いにした。
※受けルやドヒドイデ系統のパーティには通常色の方が良いという見方もある
丸パクリだと記事を読んだ人に対して型バレの可能性があるので、本家が唯一しっくり来ていなかったドドゲザンを他のポケモンに代えて完成。
3.個体紹介
上述したように5/6は↑のパクリなのでそれらの解説についてはこちらをご覧ください。
ラスト一枠
本家の構築記事ではドヒドディンルーが何とも言えないというニュアンスの記載があった(重いとか嫌だか書いてあった訳ではないがドドゲザンに懐疑的な理由としてドヒドディンルーの存在があったらしい)のでまずはそれを抑えられるだけでなく起点にできるポケモンを探す事にした。
そしてたどり着いたのが本構築の“エース”レボルトだった。
霊獣ボルトロス@たつじんのおび:水テラス
調整:控え目H52B236C108D4S108
悪巧み 草結び 身代わり 10万ボルト
耐久:無振りヒトデのアクアブレイクをテラスなしで身代わりが確定耐え
特攻:よくいるBとDに振り分けたディンルーに対して悪巧み1積み草結びで90%くらいの乱数1発
素早さ:最速ガッサ抜き
ドヒドディンルーどちらと対面しても起点にして崩して行く事ができるし、副菜の岩塩もテラス身代わりでおやつにできるので、考案した時は「レート2000待ったなし!」と思ったが実際はゴミだった。
Sを削っているのに火力もそこまでないのでほとんどのアタッカーに打ち負けるし技範囲も狭い。
Bに振ってはいるが素の耐久が低過ぎて割と柔らかい。(ゴリランダーを起点にしようとして身代わり貼ったら普通にドラムアタックで壊されて泣いた)
一番致命的だったのはそもそもドヒドディンルーが出てこないことだった。
冷静に考えるとレボルトに不利なヒトデは出しにくいし、ディンルーも草結びを考慮すると何度でも後出しできるわけではないのでまあ当然ではあった。
こうして王にはなれず何も得ず僅か数戦で敗北者クビになった。
その後、レボルトの反省を生かし、最低限の汎用性を持たせた滝登り1ウエポンゴツメギャラ、ゴーストテラバ腹太鼓マリルリを採用したが「ドヒドディンルー出てこない問題」からは逃れられずどちらも数戦でクビになり、最終的にスカーフハバカミに落ち着いたがほとんど選出しなかった。
ただ、採用したポケモンの全てが使用率の高いディンルーに弱くはなく、選出の段階でそれなりに抑えてくれていたと考えるとラストピースには成り得ていたのかなと感じた。
4.選出パターンと立ち回り
本家はこの辺が薄かったのでここだけは厚く書きます。
※アイコンのポケモンが相手のパーティにいる時の選出の考え方と立ち回りを説明しています。
↳先発カイリュー
受けだしできるポケモンがいないので必ず先発でカイリューを出す。
先発で対面した場合ほぼ間違いなくつららを落として来るのでテラスアイへでイニシアチブを取る。
襷などで耐えられた時は必ず神速を押す。神速読みで引かれた場合はカバが選出できているなら切り気味に動かしても良いが、できていないなら最後の削り要員で残しておく必要がある。(この辺は相手の裏とツツミを選出できたかどうかで変わってくる)
ディンルーがいる構築については初手交換も予想できるが、先発パオで裏にディンルーがいるパターンは見た事がないので安心していい。
ただし例外的に水ロトムが相手のパーティにいる場合はゴツメを触らせに来る可能性があるのでアイヘを撃たずに流星群を撃つ。(その場合でも居座られたら困るのでテラスは切る)
↳先発カイリュー、裏にテツノツツミ
パオ同様に受けだしが効くポケモンがいないので先発でカイリューを出し、対面したら流星を落とす。
カイリューの流星群は強い。
流星群のダメージを見て神速で落とせそうなら神速、落とせそうにないなら地震か流星群を押す。(氷技を撃たれて且つ流星神速を耐えられそうなら打開策を考える。アドリブで。)
初手で削れているなら二手目は引かれても問題ないが、蜻蛉帰りや即引き、後続で出されるパターンで且つそれまでの展開でカイリューにテラスを切らないといけない場合、選出次第では簡単に詰むのでラオスがいるならツツミを極力選出したい。
※一撃の型はほぼ見ないし来たとしても困らないので考慮しない
上記二匹がいるパーティだとしても違うポケモンが先発で来る場合もあるが、テラスアイヘや流星群で縛れそうならパオラオスが先発の時と同じように立ち回る。
先発ハバカミはブーストエナジー持ちなら持ち物の喪失を恐れてかまず引いてこないが、アイテムが判別出来ない場合引いてくる事もある。
ただその場合でも、眼鏡だったらこちらに引き先がいないので鋼テラスアイヘを押すしかないが、再戦で襷が分かっていたり、どう見ても電磁波で起点を作って来そうなパーティでカバを選出できているならカバに引きたい。
普通にやったら勝てる。
↳先発ウーラオス
出てくる時は大概先発であり先発でラオスと対面した場合、テラス切って来るか襷で耐えて反撃されるので、初手暗黒強打し不意打ちで縛る。(インファだと返り討ちに合う)
ただしパオやラオスと同居しているならカイリューを先発にし、当たってしまった場合は鋼テラスで対処する。
カバを起点にするor眼鏡で負担をかけるorスカーフを渡すためにどんな型であってもほぼ間違いなく出てくるのでラオスで返り討ちにする。
眼鏡押し付けられたり眼鏡ゴールドラッシュでラオスのHPが1になる場合もあるが慎重に立ち回ればそこからでも巻き返せる。
カバルドンを出すと風船か飛行テラスで完封される恐れがあるのでできれば出したくないが、ラオスさえ元気ならなんとかならない事はないので裏次第では出しても良い。むしろサフゴでカバをどうにかできると考えている人が多いので、それをなんとかできそうなら逆に出した方が良いまである。
↳ウーラオスorテツノツツミ選出(どちらも裏から)
水ラオス警戒で確実に選出されるが普通に勝てる。なんならカバルドンでも対面なら勝てるのでわざわざ書いたもののそんなに気にしなくていい。
出てくるなら間違いなく先発襷で確実に初手鬼火か電磁波なのでそれを受けつつ流星を落とす。二ターン目は祟り目か流星なのでカバ引きで処理。
正直そこまで被選出率は高くないのでカバはマストではないが、出て来られると面倒なので無理がないならしっかりカバでケアしたい。
↳取り巻きにパオがいないなら先発ウーラオスorテツノツツミ+裏にカバルドン
パオがいるなら先発カイリュー+裏にウーラオスとサーフゴーorカバルドン
ディンルーは半々だがドヒドイデはほぼ出てこない。
先発ディンルーとウーラオスが対面した場合はフェアリーテラバが困るのでカバに引いて展開勝負に持ち込む。その際ヒトデがいるなら多分だいたい負ける。
↳サーフゴーorカバルドン出しやすい方選出
どっちも出せるならならまず勝てるが大概どっちかは出せないので慎重に対処しないといけない事もある。
カバルドンで対応する場合はアンコールの択を制する為にどのポケモンと対面しても欠伸をしたり、逆にサフゴバックを読み、カイリュー対面で地震を撃つと良い事があったり、アンコール読みで裏を出すタイミングで砂を晴らす必要があったりするので慣れがいる。
残飯型なら砂でマルスケが潰れないのを利用して、欠伸をしてもそのまま眠ってくる事が多いので、眠りと砂のターンをしっかり管理して後続を通したい。
先発で出された場合はこちらが何を選出していても基本的にカバルドンに引きたいが、カババック読みで裏の火力枠を合わされると一気にきつくなるので思考停止は良くない。
ただ地震神速カイリューにはサフゴが強く、ウーラオスがゴーストテラスで神速を透かせる上にマルスケとテラスがなければカイリューの流星群、ツツミのフリドラ、ハバカミのムンフォで飛ぶなどパーティ単位で強く出られるので使用率上位の中ではパオと並んでかなり御しやすい方ではある。
渦カイリューはまず読めないし、処理が相当厳しいが降参で対応できる。
↳カバルドン(サーフゴー)選出
被選出率ほぼ100%であり、普通に殴って来られるとカバ以外で対処できないので無理やりにでも出す。ただ、ミミ+ガチグマなどトリックルームっぽい場合や明らかに起点作成型だと分かるならその時はサーフゴーの方が良い。
↳先発カイリュー、サーフゴー非選出
サフゴを出すと光の速さでイーユイが出てくるので出してはいけない。
イーユイ+ガッサの並びは諦めてカイリューに眠ってもらうかそれが嫌ならサフゴをガッサに後投げしてすぐに釣り交換する必要がある。
イーユイ+モロバレルの場合だとどうせ脱出していくので端からバレルは切って選出する。
↳先発ハバタクカミ
ラオス、パオその他がいても他を差し置いてこいつが先発で来るのでハバカミを出す。
初手ふんどのこぶしを撃たれたことはないのでテラスを切らずともムーンフォースで簡単に数的優位が取れる。(ただしスカーフカミの採用自体かなり後半であり母数が少ないのでデータとしては不十分だった。普通にふんどで殴られるパターンがあってもおかしくない気はする。)
↳先発テツノツツミ
フロル入りの場合絶対にこいつから出てくるので他に何がいたとしてもツツミを出す。
絶対にパワージェムから入られるのでテラスを切ってテラバを撃つ。
ただ、相手がチョッキの場合テラバだとその後草テラスか何かで切り返される可能性があるのでテラス切ってドロポン撃った方が良いかもしれない。
↳どうしようもない
タケはどうしようもない。諦めた方が良い。
基本選出(多かった選出)
vsパオラオス
↳
vsパオカイリュー
↳(右3匹から2匹)
↳or
vsカイリューサフゴ
↳or
vsフロル
↳
実際パオラオスどっちもいない構築などほとんど存在しないので90%以上カイリューを初手に投げましたが、上記を参考に立ち回ればすぐにレート1900くらいは行けると思います。
気になる並びやそれに対する選出について聞きたいことがあればコメントください。
5.結果
TN Amon:最終レート2010 順位278位 105勝62敗
6.終わりに
苦節10年、初めてレート2000に到達したので嬉々として構築記事を書きましたが何度も触れている通り丸パクリなので本家やそれに関わる方から苦情が来ればすぐに消します。
そういう意味では今これを見ている方は伝説の目撃者なので自慢して良いと思います。
最後になりますが構築の元であるmitakepoke様、構築をお貸しいただきましたイグレーヌ様、配信をご視聴いただきました視聴者の皆様、本当にありがとうございました。
次は自分の構築でより高いレートを記録して記事を書きますので応援していただけると嬉しいです。
レート2000に到達した配信